【和泉市】サッシについて③
2022/06/29
和泉市に特化した不動産会社、ライフワンホームです。
アルミサッシと木製サッシのお話しを、前回させていただきました。
今回は、樹脂サッシについてです。
その前に、現在は住宅には使われなくなった、スチールサッシもあります。
スチールサッシは耐火性に優れていますが、耐候性が悪いため現在ではあまり住宅には使われていません。
耐火性が高いため、特定防火設備という条件が付帯する、大型商業施設の出入り口など、公共施設には全てスチール製のサッシが使用されています。
スチールサッシは他の素材に比べて重さがあるため、開閉に力が必要で、本体よりも先に戸車が傷んできます。
また、経年で施錠がスムーズにいかなくなり、サビにも課題が残ります。
新築一戸建てで採用されることが多いのは、樹脂サッシです。
樹脂サッシは断熱性が高いです。
素材として熱を伝えにくいだけではなく、枠やガラスフレームを複雑な構造にして空気の部屋をつくり、さらに断熱性を高めています。
断熱性が高いため、結露しにくいのも嬉しいですね。
樹脂サッシに使用されている樹脂は塩化ビニル(PVC)で、劣化、変色しにくく、強くて長持ちという特徴があります。
カラーバリエーションも豊富で、商品によっては木目調のものもあります。
組み合わせるガラスの構造によっては高い防音効果も期待できます。
デメリットとしては、アルミやアルミ樹脂複合よりも価格が高いことが挙げられます。
次に強度が金属のサッシ程ないことです。
材料が樹脂である為、大きい開口部を製造する時には、枠を太くしなければ強度的にもちません。
その為、アルミよりも枠が太くなりガラス面積が小さくなってしまいます。
そして、紫外線に弱いことが知られています。
ただ非常に頑丈なアルミサッシに比べると弱いということで、まわりの状況やメンテナンスによっては30年程は持ちますので、重大なデメリットととは言えません。
それでも、日差しの強いところは、他の素材のサッシにする方が良いですね。
樹脂サッシは、北海道での普及率は90%と高いですが、本州では、採用は増えてきていますが、まだまだ低いといった状況です。
アルミ樹脂複合サッシというものもあります。
アルミ樹脂複合サッシとは、外側(屋外側)にアルミ、内側(屋内側)に樹脂を使った複数の素材を組み合わせて製造されたサッシのことです。
素材の特性を生かし、強くて耐久性のよいアルミは外側に。
そして、断熱性の高い樹脂を内側に。
それぞれの利点を生かした複合サッシです。
紫外線に弱いとされる樹脂が内側になりますから、紫外線にも強くなります。
そして断熱性の高い樹脂を内側にすることで結露をかなり防ぐことに成功しました。
また樹脂サッシよりもアルミ樹脂複合サッシは低価格になります。
窓は、ガラスと窓フレーム、それぞれの特徴を考えて選ぶのがおすすめです。
同じ樹脂窓でも、ガラスが2枚の複層ガラスや最も断熱性能の高いガラスが3枚のトリプルガラスがあります。
断熱性能が高くなるほど、価格は高くなりますが、家の断熱性を確保することは健康で快適な生活をおくる上で重要な要素です。
また、初期費用はかかっても、断熱性が高いと光熱費が節約できるのでランニングコストは抑えることができます。
ご予算に応じて最適な組み合わせを選べるように、さまざまな角度からのご提案をさせていただきます。
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