【和泉市】窓についてのお話し②
2022/07/13
和泉市に特化した不動産会社、ライフワンホームです。
今回は窓の種類についてのお話しです。
窓の種類には数々の種類があります。
引き違い窓、上げ下げ窓、縦滑り出し窓、横滑り出し窓、倒し窓、内倒し窓、外出し窓、開き窓、片開き窓、両開き窓、突き出し窓、引き込み窓、ジャロジー窓、オーニング窓、FIX窓、ドレーキップ窓、回転窓など、窓の種類はたくさんあります。
それでは、それぞれの種類について、お話ししましょう。
引き違い窓とは、日本独自の開閉方式です。
2枚以上の戸を溝やレールにはめて、横方向に開閉します。
障子や襖(ふすま)と同じ構造ですね。
ガラス戸、網戸、鎧戸 (ルーバー) など、複数の建具を重ねることが可能です。
空間の間仕切りにも使えて便利な造りです。
ドアを開閉するスペースがいらないので、窓周辺の構造やデザインの自由度が高いのも良いところです。
開く幅も自由に調節できます。
一方で外側のガラス面が掃除しにくいというデメリットがあります。
上げ下げ窓とは、引き違い窓を90度回転させたような形の窓のことです。
2枚の戸を上下にスライドさせて開閉します。
2枚とも可動するタイプと、片方だけ動かすタイプがあります。
外部から侵入することが難しい構造で、防犯性に優れます。
2枚とも稼動するタイプの場合、通気性が高くなるのもメリットです。
その反面、やや開閉しにくい作りでもあります。
引き違い窓と同じく、外面の掃除がしにくい点もデメリットですね。
また重力の影響を受けるので、窓の重量を考慮して設計しなければいけません。
すべり出し窓とは、縦または横の軸を基準に外に窓が開くタイプの窓のことです。
縦と横、2つに共通する長所として、曇りガラス (フロストガラス) と組み合わせることで目隠し効果を発揮することが挙げられます。
少し開いただけなら外から見えないので、トイレなどに効果的です。
縦すべり出し窓は、窓枠の上下に溝がついています。
この溝に沿わせて戸を押し出す形です。
ビジネスホテルによくある窓ですね。
外の風を室内に取り込みやすい構造になっており、換気が効率的です。
ストッパーを外せば戸が90度開き、外側の面にも手が届きます。
掃除のときに便利ですね。
ただし開いた状態で雨が降ると、室内側のガラス面まで濡れてしまうので注意が必要です。
横すべり出し窓は、窓枠の左右に溝を設けたものです。
縦すべり出し窓を90度回転させた形になります。
縦すべり出し窓との違いは、開放時に雨が降ってもすぐには雨が入ってこないことです。
しかし通気性能は縦すべりに劣ります。
倒し窓とは、蝶番 (ちょうつがい) などを窓の下部に留め、上部を倒して開閉する窓のことです。
内側に倒す場合は内倒し窓、外側の場合は外倒し窓になります。
内倒し窓とは、水周りの換気用として使われることが多い窓です。
内側に開くので、外に障害物があるときや隣家との距離が近いときに有効です。
室外のスペースを気にせず設置できるのもメリットのひとつですね。
一方デメリットとして、開放時に雨が降ると室内に雨が入ることと、カーテンやブラインドなどが取り付けられないことが挙げられます。
フロストガラスなどを使えば、開いたときも外から見えません。
フロストガラスとは、すりガラスと同じようにガラスの表面をサンドブラストし、表面をデコボコにした後、フッ酸処理をすることで、表面をきめ細かく滑らかにしたフロスト色(水色)のデザインガラスです。 すりガラスと見た目は同じですが、すりガラスよりもキメが細かくとても綺麗です。
外倒し窓は火災時の排煙窓として設置されることが多い窓です。
煙を外へ逃がすことに適した作りで、料理店の厨房や公共施設などに使われます。
もちろん住宅にも使用でき、高所での採光や換気にお勧めです。
しかし開放時に雨が降ると、流れ込むようにして雨が入ってくるので注意が必要です。
この続きは次回に。
和泉市専門注文住宅
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