【和泉市】窓についてのお話し③
2022/07/20
和泉市に特化した不動産会社、ライフワンホームです。
前回に引き続き、窓の種類のお話しです。
開き窓には片開きと両開きがあります。
片開き窓は戸が1枚。両開き窓は2枚です。
どちらも可動域が大きいので、風に煽られて破損することがあります。
あらかじめストッパーを付けて可動域を調整しましょう。
開き窓は、引き違い窓に比べて気密性が高い (隙間が少ない) という利点があります。
またストッパーを付けることで防犯性能も上がります。
片開き窓は、欧米で一般的に使われる窓ですが、日本でも増えています。
蝶番などで留めた部分を軸にして回転し、戸が円弧を描いて開閉します。
外開きの場合、風を取り込みやすいことがメリットです。
しかし窓を開けるとき、先に網戸を開けてから行う必要があります。
そのため夏は虫が入ってくることもしばしばあります。
両開き窓は通風などの機能面もさることながら、デザイン的にも開放感があります。
しかしストッパーを付けると可動領域が制限されてしまいます。
とは言え小さなお子さまなどがいらっしゃる場合などは、ストッパーの役割が重要です。
状況に応じて設置する必要があります。
突き出し窓は、枠の上端を軸にして、外側へ突き出すタイプの窓です。
日本に古くからある蔀戸 (しとみど) に似た形です。
開くと庇のようになるので、雨の侵入を防げます。
また、すりガラスやデザインガラスなどを使うことで、開けたときでも外から見えません。
しかし通風は他の窓よりも劣ります。
外側に突き出るため、室外にスペースを確保しておく必要もあります。
引き込み窓は、1枚の引き戸を横方向にスライドさせて開閉する窓のことです。
戸を開けたとき、壁の内部に戸を仕舞える形式などがあります。
開放時は戸が見えなくなるので、スッキリした印象になります。
大きな窓に使えば開放感バツグンです。
しかしその分、気密性は他の窓に劣ります。
ジャロジー窓は、羽状のガラスを回転させて開閉する窓です。
ハンドル操作でガラスの角度を自由に調節できます。
お風呂場やトイレに多く採用されています。
ただ、外部からドライバーで羽を取り外せてしまうので、防犯用の面格子などを組み合わせた方が良いです。
オーニング窓は、横長のガラスを2~4枚ほど、縦に連結した窓のことです。
ルーバー窓と似ていますが、こちらはガラス1枚1枚にサッシが付いています。
ハンドル操作で開閉する構造は同じです。
長所もルーバー窓と同じく、角度の自由さや目隠しになることです。
加えてルーバー窓よりも気密性が高いです。
一方でルーバー窓と違い、自分で交換することは非常に困難です。
これはオーニング窓が完成した状態で出荷されることが多いからです。
修理や交換では業者を呼んだ方が良いでしょう。
はめ殺し窓(FIX窓)は、窓枠にガラスをはめ込み、固定した窓のことです。
採光と眺望だけが目的で、開閉できません。
FIX窓とも呼ばれます。
眺めがよくなり、視界が開けるので、楽しい気持ちになりますね。
形状の自由度が高いので、デザインを目的に採用されることも多いです。
しかし当然ながら通気性はゼロです。
壁と比べれば断熱性能も劣ります。
また経年劣化によりガラスを固定する力が弱まると、窓が落下する可能性も無いとは言えません。
ツーアクション窓(ドレーキップ窓)は、ハンドルを90度、もしくは180度ひねって開閉する窓のことです。
縦開きと横開き、内倒しと外倒しなど、色々な形式があります。
構造が複雑なので、外から侵入することは困難なので、防犯性能が高い窓です。
気密性能もGood。
一方、まだそこまで普及していないためか、値段が高い傾向があります。
またカーテンが付けられるかどうか等を、設計段階で考える必要があります。
回転窓は戸の中央を軸にして回転するタイプの窓のことです。
換気性に優れています。
家にいながら窓の外側を掃除できることもできるので便利です。
しかし格子を付けることはできません。
網戸も外側には設置できない構造です。
次回は窓の位置についてのお話しです。
和泉市専門注文住宅
和泉市池田下町1911-1
株式会社ライフワンホーム