【和泉市】窓についてのお話し④
2022/07/27
和泉市に特化した不動産会社、ライフワンホームです。
前回までの窓についてのお話しの続きです。
今回は、窓の設置場所について。
まずは、天窓(トップライト)。
屋根や屋上に設置する窓のことです。
天窓は、トップライトとも呼ばれます。
同じ大きさの場合、壁に設置した窓よりも3倍近くの採光量があります。
天窓を設置すると、部屋には開放感が出ます。
家にいながらお日様の光を浴びられるので健康的です。
しかしながら夏は日差しが厳しくなり、暑いです。
雨音が大きいという点もあります。
また経年劣化により雨漏りする可能性もあります。
次に、高窓(ハイサイドライト)。
屋根付近の高い壁に設置された窓のことです。
低い場所の窓よりも採光と通風に優れます。
高い場所にあるため、住宅密集地でも隣家の影になりません。
プライバシーも確保できます。
しかし高い位置にあるため、開閉にはリモコンが必要な場合があります。
また天井が低い部屋では十分な効果が発揮できない可能性もあります。
設計する際に考慮が必要です。
次に、地窓。
床面に接した位置にある窓のことです。
外の視線をあまり気にすることなく、採光や通風ができます。
天窓や高窓と組み合わせることで換気が効果的に行えることも良いところです。
ところが低い位置にあるため、ごみや虫が入って来やすいという欠点があります。
開閉時には屈まなければいけないため、少し面倒かもしれません。
次に、出窓。
壁の外側へ突き出した窓のことです。
3方向の景色が楽しめます。
ちょっとしたダイニングや書斎にするのも良いですね。
出窓にすると空間に奥行きができて、実際以上に広く感じる効果があります。
また出窓のスペース内で集中して読書や勉強ができることも利点です。
しかし出窓部分は空気が滞留しやすいので、夏は暑く冬は結露が発生しやすいという弱点があります。
次に、履き出し窓。
枠の下端が床に接する窓のことです。
リビングと庭を繋ぐ窓としてよく使われます。
開いたとき、部屋の埃をそのまま外に掃き出せることからこの名がつきました。
大きい窓なので、採光や風通しの効果が高いです。
外の眺めを考えて、デザイン目的に設計されることもあります。
一方、プライバシーや防犯の面で弱いのも掃き出し窓です。
1階リビングにあれば、外から中の様子が観察できてしまいます。
そして窓の面積が大きいので、断熱や防音機能も期待できません。
次に、コーナー窓。
部屋の角 (コーナー) に設置した窓のことです。
はめ殺しタイプもあります。
部屋の一角がガラス張りになって開放的です。
採光できる量も格段に上がります。
しかし角がガラスになることから、耐震性能が下がります。
また、カーテンなどで隠せない隙間が生じやすいことも勘案する必要があります。
次に、全開口窓。
開口部の面積が非常に大きい窓のことです。
両側に折れるタイプや、引き込むタイプなどがあります。
部屋と庭を連続した空間にしたいときなどに使えます。
窓を開け放ったときの開放感は最高レベルです。
しかしその分、熱が逃げていきやすいです。
防犯も考慮しなければいけません。
次に、障子窓。
文字通り、障子を使った窓のことです。
現代では窓にガラスを使うのが一般的ですが、江戸時代までの日本は障子によって「内」と「外」を仕切るのが普通でした。
障子は太陽光を和らげ、淡い明かりを室内に届けます。
障子の下側にガラスをはめて外が見えるようにした「雪見障子」もあります。
風情があり、和室だけでなく洋室にもマッチします。
湿度を調整する機能もあります。
窓として使う場合の短所は、防犯性能が望めないこと。
スッと開けて、スッと侵入できてしまいます。
また和紙が破れたり劣化したりするので、張り替えなければいけないのが面倒なところです。
最後に、格子窓。
窓の外側に格子を設置した窓のことです。
「縦格子」や「ヒシクロスの格子」や「ルーバー式の格子」などがあります。
防犯やプライバシー確保に役立つ格子窓。
しかしその他に、ある特定の職業を暗示したり、街並みの雰囲気作りに使われることもあります。
弱点としては、掃除が面倒なことが挙げられます。
ひと口に「窓」と言っても、実に様々な種類があるのをおわかりいただけたでしょうか。
種類が多いということは、それだけ多様なニーズがあるということです。
あなたが「窓」に求めるもの、重視するものは何でしょうか?
それを考えながら、和泉市で新築一戸建てを注文住宅で建ててください。
快適な住まい作りのお手伝いをさせていただければと思います。
和泉市専門注文住宅
和泉市池田下町1911-1
株式会社ライフワンホーム