【和泉市】新築時に電気自動車用コンセントを駐車場に!
2021/07/07
電気自動車用コンセント、あまり実感のないお話しだと思ってらっしゃる方も、少し耳を傾けてください。
近年、温室効果ガス排出の削減に向けて「脱ガソリン車化」の流れが世界中で加速しています。
日本でも、経済産業省が2030年代半ばに新車販売からガソリン車を廃止し、エネルギー効率のよい電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車にする方向で調整していることが明らかになりました。あと15年ほどで、純ガソリン車が廃止されてしまう可能性が高いということですね。
そこで、和泉市で新築一戸建てを注文住宅で建築される弊社のお客様に対して、駐車場に電気自動車用コンセントの設置をお勧めすることがあります。
今現在、電気自動車ではないとしても、将来、電気自動車に乗る可能性があるなら、新築一戸建てを建てる段階ではじめからコンセントを設置しておくと、あとで設置するよりも費用的にも安く、見た目も良くなります。
市街地などの電気自動車用のコンセントの設置数は徐々に増えてきています。しかし充分な個数があるとは、まだまだ言い難い状況です。 いざ電気自動車を使い始めたとしても、自宅の近くに充電施設がない場合も多く、毎回の充電が面倒です。そしてガソリンの給油は数分で済みますが、バッテリーをフル充電するためには数時間を要します。
電気自動車用の充電設備を大きく分けると「普通充電器」と「急速充電器」の2つがあり、家庭に設置するのは前者の普通充電器です。 普通充電器は、設置場所などによって、さらに複数のタイプに分けられます。建物と駐車場が近い場合は、建物の壁面に設置した充電器から充電する「壁面取り付け型」が便利です。建物と駐車場が離れている場合は「スタンド型」がお勧めです。
充電方法による違いもあります。シンプルな見た目の「コンセント型」は、充電器のコンセントに車載の充電ケーブルを接続して充電します。また、充電のたびに車載の充電ケーブルを取り出すのが面倒という場合は、充電器に充電ケーブルを装着した「充電ケーブル付き型」もあります。 これらの普通充電器には、使用する電圧が100Vと200Vのものがありますが、200Vのほうが対応する電気自動車やプラグインハイブリッド車の車種が多く、また100Vより短時間で充電できるため、200Vの普通充電器をお勧めしています。
例えば日産リーフに普通充電をおこなう場合、100Vだと28時間かかりますが、200Vだと8時間でフル充電が可能です。
充電作業を安全・スムーズに行えるように、駐車場まわりで雨水がかからず、夜間の照明が届く場所に充電設備を設置します。地上90~120㎝の高さにコンセントがあると充電ケーブルの抜き差しがしやすく、浸水防止にもなります。また電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電口の位置や充電ケーブルの長さも考慮しなければなりません。
今現在、電気自動車に乗っていない方は、充電口の位置や充電ケーブルの長さなどはわからないと思うので、まずは配電盤(ブレーカー)から、1本単独で100Vのコンセントを外壁などに設置しておき、電気自動車用のプラグではなく、通常のコンセント(屋外防水)として、しばらくは屋外でライトを使う場合などの電源として利用し、将来、電気自動車に乗り換えた時に、ブレーカー給電の100Vから200Vへの変更と、屋外コンセントのプラグ交換工事を行えば、電気自動車用のコンセントに変更できるので、それも選択肢のひとつとして考えていただけます。
和泉市専門注文住宅
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